今更だけど尾崎世界観「苦汁100%」 の感想

ロックバンド・クリープハイプのフロントマン尾崎世界観のエッセイ「苦汁100%」(文藝春秋)、先日やっと読み終わりました。

いやー、遅い。(笑)
ただでさえ本を読むのが遅い人間なのに、最近は週一回の通院の時にのみ読んでいたためこんなに遅くなってしまいました。
今更ですが感想を…。

この本は浅草キッドの水道橋博士が編集長を務める超ボリューミーなメルマガ「メルマ旬報」に掲載された連載を一部加筆修正したものです。
内容としましては2016年7月から2017年2月までの尾崎さんの生活を綴った日記風エッセイ。

尾崎さんといえばそのハイトーンボイスと、言葉遊びと比喩表現を上手く取り入れた文学的歌詞でおなじみですよね。
その文才を生かし、現在ではバンド以外にも執筆業を多くこなされています。
昨年は自伝的初小説『祐介』も話題になりましたよね。

この「苦汁100%」でもその文才は遺憾なく発揮されています。
言葉遊びやディス(皮肉)をふんだんに取り入れた文章はテンポよく読めました。
インタビューとかを読んでいても思うのですが、尾崎さんって所々表現が下品だったり過激なんですよね。
でも、その過激さは“純粋さを通り越しての過激さ”という気がしてなんだか憎めません。
表現が正しいかは分かりませんが“まっすぐにひねくれてる”みたいな??

内容としてはまさに日記で「今日は○○のライブだった」とか「○○の仕事をした」という文章が中心なのですが、所々に自分と関わる人への愛、バンドマン・物書きという言葉を使う仕事に対しての責任感が感じられるエピソードが散りばめられていて、グッときました。

意外と面白かったのはライブ中の描写。
本文では夏&年末フェスやクリープハイプの昨年の「熱闘世界観」ツアーでのエピソードが描かれているのですが、本番中に自分の声や演奏について感じたことは勿論、その日その日のお客さんの様子を見て思ったことが細かく描かれており「バンドマンってステージではこんな風に考えながら演奏しているんだ」と非常に興味深いものでした。

あまりたくさん本を読む人間ではないので色んな作家さんのエッセイと比較するのは難しいのですが、尾崎世界観という人間が気になる人は勿論、バンドマンって普段どういう生活を送っているのか興味がある人などにぜひ勧めたい一冊でした。



スポンサーサイト

テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽

2017.09.28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 本の感想

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

FC2Ad

プロフィール

じぇい

Author:じぇい
関西在住の音楽好きなアラサー会社員。

【邦楽】
GRAPEVINE、夜の本気ダンス、キュウソネコカミ、Mr.Children等
【洋楽】
Two Door Cinema Club、The Strokes等

ベース、服、ゲーム(2BROさん系)、ミニオンズも好き。

Twitter&インスタやってます。垢名「rokuton_j」

お問合せはこちらから

ランキング参加中


にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村

ランキング参加しています。 もし良かったらクリックお願いします!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR